雨の日のわんこのお散歩、どうされてますか?
我が家のキャバリア女子は雨の日は見送ることが多いのですが、梅雨などで雨が続く季節は毎日そういうわけにもいきません。
やはり「カッパ」は用意しようと思い、娘が小さい頃着ていたレインコートでリメイクしてみました。
ちょうど頑丈そうなスナップボタンが付いていたので、その部分を利用して背中側で留める仕様にしようと思います。
パターン作成
カッパなので袖は欲しいけど、カッパのパターンは持ってないしどうしようかと考えた結果、以前トレースしておいたラグランTシャツのパターンを元にアレンジすることにしました。
参考図書:『 かわいい犬のお洋服 』(主婦と生活社)
基本のラグランTシャツ
本来ならMサイズなのですが、大きめが良さそうなのでLサイズを使いました。
ニット地用はゆとりが入ってない状態なので、Lサイズと言えどその点を考慮しなくてはなりません。
少々強引ですがパターン上で前身頃に1cm、後ろ身頃に2cm、いずれもセンターでゆとりを加えました。
これで身頃には前中央に2cm、後中央に4cm 、計6cm のゆとりが加わりました。袖はひとまずこのままでいってみます。
この仮パターンをシーチングでざっくり試作し、試着させてみました。
一番気になった部分は、やはりニット地用の袖ぐりのままだと前足の付け根辺りがきつそうです。
当然ですよね。
他にも首周りがきつく、ボタンが留めにくそうです。
身頃も、もう少しゆとりがあってもいいかと思います。
カッパは多少ぶかぶかでも許容範囲かなと思い、全体的に再度修正を加えました。
パターン修正
全体的にゆとりを追加し、着丈もお尻とお腹両方とも少し長くしました。
お腹側は意外にも道路からの跳ね返りで濡れてしまうので、なるべく長くと思いましたが、男の子の場合は排泄の関係であまり長くない方が良いかと思います。
修正箇所をまとめました。
身頃の修正
- 後身頃の衿ぐりを1cm追加
- 脇(袖ぐり底)を1cm下げる
- 前後身頃とも着丈を4cm追加
- 後ろ身頃に0.5cmのゆとりをさらに追加
- 脇線を平行に修正
袖の修正
後ろ身頃側のラグラン線は変更せず、前身頃側を大きく修正しました。
- 中央で1cm切り開きゆとりを追加
- 袖丈を短めに変更
- 前身頃側のラグラン線を引き直し
パターン修正が終わったら、1cmの縫い代を付けて型紙を作ります。
裁断・縫製
背中開きにしたいので、後ろ身頃のパターンはボタンの中心に合わせて配置します。
この時、ボタンとボタンの間からリードが出せるようにしたいので、慎重に位置を定めます。
縫い代込みなので、ひたすらパターン通りに裁断します。
袖と脇を縫い合わせた時点で、念のため試着させました。
お尻の部分がプカプカしてるので、丸みに合わせて後でダーツを入れようと思います。
リードの出口の位置は問題なさそうです。
次に、衿布を用意します。
幅2cmの衿にしたいので、縫い代込みで6cm幅の帯を切りました。
アイロン(低温)で押さえてからミシンをかけます。
最後にお尻の所にダーツを入れ、裾と袖口の始末をしたら完成です♪
リードも問題なく付きました。
元々がガッツリ防水のレインコートではないので、ちょっと物足りなさはありますが、小降りだったら対応できそうです。
※追記
背中ボタンだとフードが付けられなかったので、後日残っている共布でスヌードも作ってみました!
このスヌードは首側が細くなっているタイプで、作り方は別記事でご紹介しています。